スワップポイントとは、通貨ペアの2国間の金利差調整によって生じる損益のことです。例えば金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売ると、その差額分の金利を毎日受け取れます。
今回はXS.comのスワップポイント一覧やスワップポイントの確認方法を詳しく解説します。
XS.comのスワップポイントに関する基礎知識
低金利通貨を買って高金利通貨を売ると、その金利差を支払う形になり、ポジション保有中は毎日マイナスのスワップが発生します。初心者の方でも、ポジションを長く持ち続けるだけで利益を狙えるため、スワップポイントは「インカムゲイン」としてFXのもう一つの稼ぎ方になります。

スワップポイントは金利差から生まれる収益で、高金利通貨を買い・低金利通貨を売ると毎日プラスのスワップが受け取れます。長期保有するだけで利益を狙える投資方法です。
USD/JPYを例にすると、米ドル(金利5%)を買って日本円(金利0.1%)を売れば約+4.9%の金利差を得られ、逆に米ドルを売って日本円を買えば-4.9%の金利差分を支払うことになります。
スワップポイントは毎営業日のロールオーバー(取引日切り替え)時に発生します。XS.comでは夏時間は日本時間午前6時、冬時間は午前7時がロールオーバーのタイミングとなり、時間をまたいでポジションを持つとスワップが付与されます。
土日は市場休場ですが銀行計算上の金利は発生するため、水曜日(木曜朝)には通常の3日分のスワップが発生します。プラスであれば3倍の利益になりますが、マイナスの場合は3倍のコストとなります。
なお、XS.comでは全ての口座タイプでスワップフリーに対応しています。スワップフリーとは一定期間、ポジションを保有してもスワップポイントの支払いが発生しない仕組みです。XS.comでは2024年6月より全口座で導入され、当初は最大5日間マイナススワップが無料となっていました。
さらに2025年5月に条件が変更され、一部の主要通貨や金などは最大10日間まで適用期間が延長されています(例えばEUR/USDやGBP/USDは10日間、それ以外の多くの通貨ペアは2日間など)。
メリット
- ポジションを保有するだけで毎日収益が得られる
- 相場が動かなくても金利差で利益を狙える
- XS.comではスワップフリー期間があり初心者も安心
デメリット
- マイナススワップの場合は毎日コストが発生
- 水曜日には3日分のスワップが一度に発生
- 通貨ペアによってスワップポイントの金額が異なる
XS.comのスワップポイントの確認方法
XS.comでスワップポイントを確認する方法はいくつかあります。公式ウェブサイト上での確認方法と、取引プラットフォーム(MT4/MT5)での確認方法、さらにはスワップポイントの計算方法と計算ツールの使い方について解説します。
公式WEBサイトで確認する
XS.com公式サイト上でスワップポイントを確認する方法として、XS公式のマーケットデータを利用する方法があります。
例えば、XS.comの「スワップポイント」ページでFX通貨ペアを選択すると、その通貨ペアの過去1年間のスワップ履歴チャートも表示され、現在のスワップ値も確認できます。
-
Step.1XS.comにアクセスXS.com公式サイトから「外国為替」のページにアクセスします。
画像引用:XS.com公式サイト -
Step.2通貨ペアを選択
確認したい通貨ペアを選択すると、現在のスワップ値と過去の推移が表示されます
また、XS.com公式サイトの「契約仕様」ページから各銘柄のスワップポイントを確認することも可能です。公式ページでは口座タイプや銘柄を選択すると、その口座タイプでの各通貨ペアの買いスワップ・売りスワップが表示されます。例えば、スタンダード口座を選びUSD/JPYを指定すると、その口座でのUSD/JPYのスワップポイント(買い・売り)が表示される仕組みです。
MT4/MT5で確認する
取引プラットフォームであるMT4/MT5上でもスワップポイントを確認可能です。MT4/MT5を起動し「気配値表示」ウィンドウから確認したい通貨ペアを右クリックして「詳細」を選択します。
すると、その銘柄の「買スワップ」と「売スワップ」が表示されます。例えばUSD/JPYなら、買いポジションに対するスワップと売りポジションに対するスワップがそれぞれ数値で確認できます。
- MT4/MT5を起動する
- 「気配値表示」ウィンドウを開く
- 確認したい通貨ペアを右クリック
- 表示されたメニューから「仕様」を選択
- 「買スワップ」と「売スワップ」の値を確認

PC版MT5ではスワップポイントが表示されない仕様になっているため、MT5利用時はスマホアプリ版で確認するかMT4を利用すると良いでしょう。
スワップポイントの計算方法
スワップポイントは自動的に計算・付与されますが、概算を把握したい場合は自分で計算することもできます。計算式は通貨ペアによって異なり、クロス円(片方が円の通貨ペア)かそれ以外かで分かれます。基本的な計算式は次の通りです。
ここで「スワップ値」とは取引プラットフォーム上で確認できるスワップポイントの数値、「ポジションサイズ」はロット数(1ロット=通貨ペアの基本数量)です。例えばUSD/JPYを1ロット(10万通貨)買いで保有し、買いスワップが+15ポイントなら15
× 1 × 0.001 = +0.015(円換算で150円程度)の受取となります。同様に売りスワップが-32ポイントなら-32 × 1 × 0.001 =
-0.032(約-320円)の支払いとなります。なお、セント口座(1ロット=1,000通貨)の場合は計算結果の1/100になります。

スワップポイントの計算では、通貨ペアの種類によって計算式が異なります。クロス円とそれ以外で計算方法が変わるので注意しましょう。
スワップポイント計算機の使い方
自分で計算式を使うのが難しい場合、スワップポイント計算ツールを活用すると便利です。XS.comの公式サイには「トレード計算ツール」としてスワップ計算ツールが用意されており、銘柄やロット数、口座タイプなど必要情報を入力するだけで自動的にスワップ金額を算出してくれます。例えば、スタンダード口座でUSD/JPYを1ロット買いと入力すれば、その時点のUSD/JPYレートに基づいた1日分のスワップ受取額が表示されます。売りポジションの場合も同様に、1日あたりどれくらいの支払いになるかが一目で分かります。
XS.comの計算ツールや他社が提供するスワップ計算機能を活用して、事前にスワップ収支をシミュレーションしてみることをおすすめします。複数の銘柄で迷っている場合、それぞれのスワップ金額を比較してから取引銘柄を選ぶこともできるでしょう。
- スワップポイントはいつ付与されますか?
- スワップポイントは毎営業日のロールオーバー時(XS.comでは夏時間は日本時間午前6時、冬時間は午前7時)に付与されます。
- 水曜日のスワップポイントが3倍になるのはなぜですか?
- 土日は市場が休場のため、金曜日から月曜日までの3日分のスワップが水曜日(木曜朝)にまとめて付与されるためです。
計算ツールを使えば、複雑な計算式を覚えなくても「ある銘柄を○ロット持つと1日いくらスワップが付くか」を簡単にチェック可能です。
XS.comのスワップポイント一覧
ここではXS.comが提供している主な商品のスワップポイントをカテゴリー別に紹介します。スワップポイントは各国の政策金利や市場情勢により変動しますので、実際の取引時には最新の値をご確認ください。
メジャー通貨ペアのスワップポイント
メジャー通貨ペアとは、米ドルやユーロ、日本円など先進国の主要通貨同士のペアを指します。先進国通貨は政策金利が低めのことが多いため、新興国通貨ペアに比べるとスワップポイントも高くはありません。
銘柄 | スワップロング | スワップショート |
---|---|---|
EURUSD | -8.01 | 1.93 |
GBPUSD | -2.03 | -2.03 |
NZDUSD | -1.5 | -1.36 |
USDCAD | 0.82 | -6.07 |
USDCHF | 3.87 | -13.99 |
USDJPY | 6.58 | -36.42 |
XS.comにおいてもUSD/JPYやEUR/USDといったメジャー通貨ペアのスワップは小幅で、プラスになっても数十ポイント程度、マイナスも比較的少なめに抑えられています。XS.comでは最大レバレッジ2000倍と取引余力が大きいので、短期売買を繰り返しつつ僅かなスワップ収入を積み上げる戦略も可能です。
マイナー通貨ペアのスワップポイント
マイナー通貨ペアとは、主要通貨と新興国通貨の組み合わせや、新興国通貨同士のペアを指します。XS.comでは高金利通貨の代表であるトルコリラ(TRY)やメキシコペソ(MXN)、南アフリカランド(ZAR)などを含む多数のマイナー通貨ペアを取り扱っており、高額なスワップポイントを獲得することが可能です。
銘柄 | スワップロング | スワップショート |
---|---|---|
EURGBP | -5.89 | 1.62 |
AUDUSD | -2.93 | 0.24 |
AUDCAD | -2.78 | -1.26 |
AUDCHF | 3.29 | -8.22 |
ただし、マイナー・エキゾチック通貨ペアは為替レートの変動が激しく、急激な下落リスクも高いことを忘れてはなりません。いくらスワップで日々利益が出ても、為替変動で元本が大きく減ってしまっては意味がありません。
銘柄 | スワップロング | スワップショート |
---|---|---|
EURCZK | -19.68 | 3.018 |
EURHUF | -95.76 | 9.675 |
EURNOK | -60.01 | 4.451 |
EURSEK | -20.75 | -32.12 |
EURZAR | -371.38 | 131.41 |
GBPZAR | -308.49 | 6.05 |
USDCZK | -0.37 | -0.828 |
USDDKK | 17.46 | -66.75 |
USDHKD | -19.88 | -30.16 |
USDHUF | -29.67 | 3.75 |
貴金属のスワップポイント
XS.comではゴールドや銀などの貴金属CFDも取引できます。貴金属の場合、銘柄によってスワップポイントに違いがあり、プラススワップとなる有利な銘柄を選ぶことでスワップ収益を狙うことが可能です。
銘柄 | スワップロング | スワップショート |
---|---|---|
XAGEUR | -2.55 | 0.21 |
XAGUSD | -6.85 | 1.65 |
XAUEUR | -16.01 | -79.11 |
XAUUSD | -46.99 | 1.89 |
XPDUSD | -20.87 | 8.16 |
XPTUSD | -21.04 | 8.95 |
同じ貴金属でも通貨建てや銘柄によってスワップ条件が異なるため、ゴールドとシルバーなど値動きがある程度連動するペアではスワップの有利な方を選ぶのも一つの戦略です。
株式CFDのスワップポイント
XS.comでは米国株や日本株をはじめとする個別株の株式CFDも提供しています。株式CFDのスワップポイントは表示上、年率換算だと高い金利のように見えることがありますが、実際には日割り計算で少しずつ付与される点に注意が必要です。
ADT | -0.06 | -0.02 |
AES | -0.21 | -0.08 |
AGCO | -1.02 | -0.39 |
AMC | -0.29 | -0.11 |
AMETEK | -1.11 | -0.42 |
AOSmith | -0.55 | -0.21 |
ASML | -4.88 | -1.85 |
AT&T | -0.21 | -0.08 |
AXT | -0.06 | -0.02 |
銘柄によって差はありますが、株式CFDは基本的にマイナススワップが発生すると考えておきましょう。高配当株などは配当相当額がスワップに反映されるケースもありますが、XS.comの株式CFDでは長期保有すると日数分だけ金利コストがかかる点に注意してください。
株価指数のスワップポイント
株価指数CFDにおけるスワップポイントは、XS.comではショートポジションの方が有利に設定されている銘柄が多いのが特徴です。そのため、日経平均や米国指数などを長期でトレードする際、売りポジションを保有しているとスワップの恩恵を受けやすいと言えます。
銘柄 | スワップロング | スワップショート |
---|---|---|
AUS200 | -152.99 | 37.25 |
DE40 | -368.54 | 54.33 |
ES35 | -225.03 | 33.17 |
EU50 | -99.52 | 14.67 |
F40 | -154.28 | 22.74 |
JP225 | -310.05 | -298.59 |
RUSS2000 | -45.78 | 11.64 |
UK100 | -199.04 | 47.01 |
US100 | -503.41 | 24.48 |
US30 | -978.48 | 241.96 |
指数CFDは銘柄ごとにスワップの傾向があり、多くはショート有利ですが、中には両建てともマイナスのものも存在します。長期で指数を保有する場合は、事前にその指数のスワップ設定を確認し、なるべくスワップ負担の小さい方向でポジションを持つようにすると良いでしょう。
XS.comのスワップポイントランキング
それでは、XS.comで提供されている数多くの銘柄の中でスワップポイントが特に高い銘柄はどれなのか、ランキング形式で見てみましょう。ここでは1ロット(基本通貨10万通貨もしくは相当量)のポジションを1日保有した場合に得られるスワップポイントの多い順に並べています。加えて、XS.comのスワップポイントを他社と比較した結果についても紹介します。
1ロットあたり最も高額なスワップランキング
XS.comでは前述の通り高金利通貨を中心に非常に有利なスワップが設定されています。その中でもトップクラスのスワップポイントを誇るのがトルコリラやメキシコペソ、南アフリカランドといった新興国通貨です。
上位はトルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドのいわゆる高金利通貨ペアが独占しています。

高金利通貨を絡めたキャリートレードがもっともスワップ利益を稼げることがわかります。ただし、特にトルコリラなどは長期下落傾向が顕著で為替差損のリスクが非常に高いため安易な長期保有はおすすめできません。
現実的には南アフリカランド(ZAR)やメキシコペソ(MXN)の方が値動きの安定面でまだ検討できるでしょう。
スワップポイントの高い銘柄ランキング
上記ランキングの銘柄を改めて見ると、XS.comでスワップポイントが高い銘柄=高金利の新興国通貨ペアであることが分かります。
これらの通貨ペアではショートポジションをとることで高額スワップが発生します。
一方、メジャー通貨ではGBP/JPY(英ポンド/円)のように比較的スワップの良いものもありますが、それでも数十ポイント程度です。また貴金属・エネルギーでは、例えば原油(USOILやUKOIL)のショートが1ロットで数千円規模のマイナススワップになるケースがあり、5月のアップデートでこれらがスワップフリー対象に追加されるほどコスト負担が大きい銘柄でした。つまり、スワップポイント狙いで「高い収益」が期待できる銘柄は限られており、主に上述の新興国通貨に集中しているわけです。
XS.comは高スワップ通貨ペアの取扱いが豊富で、かつ同業他社よりスワップ条件が良いことが多いです。取引銘柄選びの際には、自分が狙いたい通貨ペアのスワップがどれくらいかを確認し、より有利なスワップの銘柄に注目すると良いでしょう。
スワップポイントを他社と比較
最後に、XS.comのスワップポイントを他社と比較してみましょう。高スワップで有名なトルコリラやメキシコペソなどについて、XS.comと他社大手ブローカーのスワップ値を比べると、XS.comが総じて上回っているのが分かります。
- EUR/TRYのショート:XS.com +1066.05、XM +931.77、Titan FX +857.18
- USD/TRYショート:XS.com +778.01、XM +512.7、Titan FX +496.75
- 中にはXMやTitanでは取扱いが無いペア(GBP/TRYやGBP/ZARなど)もあり
比較した上位5銘柄ではいずれもXS.comが最も有利な数値を示しており、他のブローカーと比べてもXS.comのスワップポイントは業界屈指の優秀さであることが確認できました。もちろん市場金利状況によって各社のスワップは変動しますが、総じて高スワップを提供する業者は他の銘柄も含めて有利な傾向があります。今回の結果から、XS.comはスワップ運用に適したブローカーであると評価できるでしょう。
XS.comのスワップポイントで稼ぐ方法
それでは、実際にXS.comのスワップポイントを活用して利益を狙うには、どのような方法が考えられるでしょうか。初心者の方でも実践しやすいスワップ運用の基本戦略をいくつか紹介します。
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Step.1高金利通貨で長期投資
もっともオーソドックスな方法は、高金利通貨のポジションを長期間保有するという戦略です。XS.comは先述の通り他社と比べても高金利通貨ペアのスワップが非常に良いため、メキシコペソ(MXN)や南アフリカランド(ZAR)などの通貨を買って長期で持つことで、毎日コツコツとスワップ収入を積み上げることができます。例えばUSD/ZARの売り(ZAR買い)やUSD/MXNの売り(MXN買い)を行えば、1日あたり数十円~数百円単位のスワップが得られ、それが積もれば大きな利益となり得ます。
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Step.2リスク管理を徹底する
高金利通貨は通貨自体の価値変動が大きく、信頼性に欠ける面もあるため注意が必要です。流動性が低かったり、政策によって急激に為替レートが変動することもあります。せっかく積み上げたスワップ利益を為替差損で吹き飛ばさないよう、強制ロスカットにならないよう十分な証拠金を用意し、レバレッジを抑えて運用することが大切です。余裕を持った資金管理で臨めば、長期のスワップ投資でも安定して利益を積み重ねられるでしょう。
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Step.3複数ポジションを構築してリスクを分散
もう一つの有効な手法は、ポジションを複数に分けて段階的に取得し、リスクを分散する方法です。具体的には「ドルコスト平均法」の考え方を取り入れ、例えば毎月一定額で高金利通貨を買い増していくというやり方です。こうすることで購入レートが平準化され、一度にまとめてエントリーするよりも為替変動による影響を緩和できます。
XS.comでスワップポイントを活用したトレードの注意点
スワップポイント狙いのトレードは魅力的ですが、実践する上でいくつか注意すべきポイントもあります。XS.comで長期保有やスワップ運用を行う前に、以下の点を押さえておきましょう。
メリット
- 高金利通貨で高いスワップポイントが得られる
- 最大2000倍の高レバレッジが利用可能
- 一定期間のスワップフリーが適用される
デメリット
- 高金利通貨は為替変動リスクが大きい
- 両建てではスワップ利益が出ない
- HMR時間帯にはレバレッジ制限がある
スワップポイント狙いの両建ては利益が出ません。XS.comに限らず多くの海外FX業者では同一通貨ペアの両建てをすると、プラススワップよりもマイナススワップの方が大きくなるよう設定されています。つまり、たとえ同じ数量を買い・売りしてもスワップ収支はマイナスになってしまい、両建てではスワップで利益を出せないようになっているのです。

異なる口座間や異なるブローカー間での両建てによるスワップ獲得行為は多くの業者で禁止事項とされています。もし発覚すると口座凍結などのペナルティを受ける可能性もあります。
HMR時間帯のレバレッジ制限に注意
XS.comでは重要指標の発表前後や週末など、市場変動リスクが高まる特定の時間帯に一時的なレバレッジ制限(必要証拠金引き上げ:HMR)が適用されます。
具体的には主要ニュースの発表前15分~後10分、毎週金曜クローズ2時間前、週明け月曜オープン後1時間が「HMR時間帯」と定められており、その間に発注された新規注文には最大200倍までのレバレッジ制限がかかります。
例えば普段1000倍で取引しているとHMR時間に新規ポジションの必要証拠金が突然5倍に増える計算になります。また、HMR時間帯にヘッジ(両建て)ポジションの一部を決済すると、残った反対ポジションに対する必要証拠金が急増して維持率が低下するケースがあります。最悪の場合、意図せずロスカット水準に達してしまう恐れもあります。重要イベント前後や週跨ぎでポジションを持つ際は、レバレッジ制限の存在を念頭に入れ、証拠金に余裕を持たせておくことが肝心です。
XS.comのスワップポイントまとめ
XS.comは、高金利の新興国通貨や貴金属などの取引で有利なスワップポイントを提供しており、スワップ狙いの長期運用で利益を得やすい取引環境が整っています。さらに全口座タイプで一定期間のスワップフリーが適用されるなど、マイナススワップのコストを削減できる点も魅力です。

スワップポイントで得られる利益は市場金利や為替レートの変動リスクと表裏一体です。特に利回りの高い通貨ほど為替変動も大きくなりがちなので、スワップ利益と為替リスクのバランスを見極めつつ運用することが大切です。
XS.comはスワップだけでなく総合的に取引条件が優れたブローカーです。
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